資格関連委員会企画シンポジウム

心理職の現状から今後の協働をめざして

企 画 者: 資格関連委員会(委員長:奥村茉莉子)
話題提供者: 信田 さよ子(委員/公益社団法人日本公認心理師協会会長)
丹野 義彦(一般社団法人日本公認心理師の会理事長)
樋口 純一郎(委員/一般社団法人兵庫県公認心理師会会長)
指定討論者: 野島 一彦(委員/一般社団法人日本心理臨床学会元理事長)
司 会 者: 金子 周平(委員/一般社団法人福岡県公認心理師会会長)
古村 健(一般社団法人公認心理師の会事務局長)

 

2023 年度公認心理師が約7 万人余り生まれ、そのうち半数が臨床心理士との両資格保持者と思われる状況になった。
また、公認心理師の団体は大きく言って公益社団法人日本公認心理師協会と一般社団法人公認心理師の会の2 団体があり、他方従来からの一般社団法人日本臨床心理士会はこの間会員数は微増して存続している。また、各地方の団体は前臨床心理士会が名称を変更し、公認心理師の入会を承認しているところと、臨床心理士会との連携を重視しつつ別団体を作っているところなど一様ではなく、それぞれの工夫がなされていると思われる。公認心理師は2024 年から正規のカリキュラム履修者の受験の時代となった。また公認心理師養成大学院でも臨床心理士の養成と合わせて実施するところも少なくないので、臨床心理士も取得する者及び社会人が学び、今後も公認心理師と臨床心理士が共存する形で両資格者が心理職として従事することが当分続くと考えられる。

これらの資格者はいずれも名称独占であり、業務内容は大きく異なるわけではないのが実情である。そうしたことを踏まえると、今後心理職としての専門性を共有しつつ共存、連携する形を模索することが現実的であろうと思われる。そしてその連携についての課題に具体的に取り組んでいるのが地域の心理職団体であろうと思われる。

今回のシンポジウムでは、共存する専門性の在り方を考え、その実現に向けての具体的課題について意見交換を行い。最後に心理臨床学会の立場から、社会に裨益する心理職の専門性の在り方についての課題を検討していただく。

このシンポジウムが、諸団体の連携模索や広く日本の心理臨床の行く末を考える一助となることを願っている。

 

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動画の長さ : 02:04:04
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