日本心理臨床学会第33回秋季大会 実行委員会企画シンポジウム5
2014年8月26日に行われました第33回秋季大会「実行委員会企画シンポジウム5」の記録データを掲載しております。
※「概要・出演者等」、「内容」は、プログラム/論文集に掲載したものです。内容、出演者等、変更になっている場合もあります。
記録データ
- 登壇者写真(JPEG)
- アジアにおける心理職の国家資格化の現状と課題 当日使用資料(PDF)
- 韓国における現状と課題 当日使用資料(PDF)
- 中国における現状と課題 当日使用資料(PDF)
- 台湾における現状と課題 当日使用資料(PDF)
概要・出演者等
実行委員会企画シンポジウム5
『アジアにおける心理職の国家資格化の現状と課題』
8月26日(火)10:00~12:00 メインホール
企画者: | 野島 一彦(跡見学園女子大学) |
司会者: | 野島 一彦(跡見学園女子大学) |
話題提供: | 1)韓国における現状と課題 |
金 奎卓(大邱校洞初等学校) | |
2)中国における現状と課題 | |
張 磊(株式会社 アドバンテッジリスクマネジメント) | |
3)台湾における現状と課題 | |
廣 梅芳(コーン・フェリー・インターナショナル株式会社) |
内容
心の問題の複雑化・多様化にともない、専門的な心理的サービスが求められるようになってきている。そのためとりわけ欧米では早くから、心理職 の国家資格化が進められてきている。私たちはその状況について紹介されたものに触れる機会は結構ある。しかし、アジアにおける状況について知る機会はあま りない。そこで本シンポジウムでは、アジアのなかでも特に日本とは近くて密接な関係にある韓国、中国、台湾における心理職の国家資格化の現状と課題につい て焦点をあてる。
話題提供者には、①自国の国家資格がいつできたのか、②現在何人くらいが取得しているのか、③どのような業務内容なのか、④学歴は学部卒なのか修士課程 修了なのか、⑤資格取得者の雇用状況はどうなっているのか、⑥平均的年収はどれくらいあるのか、等のことを話していただくことになっている。
心理職の国家資格化の先輩であるそれらの国々の現状と課題を私たちが知ることは、わが国における国家資格化のために有益な示唆が得られることになると思われる。
ちなみにこのたびの話題提供者は3名とも日本の大学院で臨床心理学を学んでおり、日本語はきわめて堪能である。それで、通訳なしで日本語での話題提供、日本語での質疑応答をしていただくことになっている。